「環境」というとても大切なこと

 

昨今SDGsという言葉が世間を横行しているが、一昔前は「環境問題」がホットトピックだった。いわゆる「自然環境」にスポットを当て、これが汚染されることによる被害や悪影響を謳ったものであった。

 

「自然環境」とはまた別に「人的環境」がある。

 

昨年度のRIFU ROCK FEST.2022では「かつて」を取り戻すためにコロナ時代前と同じ会場、同じスタイルで臨んだ。その後、コロナ感染対策はいわゆる「5類」と呼ばれるものとなり、みんなが平穏と幸せを取り戻せたかのように思えた。

しかし、(個人的なことではあるが)周囲では悲鳴や問題が絶えない。職場を去ってしまう人が増えている。体調を崩して仕事を休まざるを得ない人もいる。そして家族特にお子さんが学校を休みがちになっているという声も多く聞く。そしてRIFU ROCK FEST.は毎年のジンクスの如く会場(環境)が採れない。コロナ感染の多くの脅威が去った中で、本当に世界は平和になったのかと疑わざるを得ない。そしてこれほど「人的環境」がその人の幸せ・不幸せを左右するものと重くのしかかった年はないかもしれない。

 

「環境」という字を紐解く。環は「めぐる」、境は「ところ」を意味する。今、悲しみや苦しみが心を占めている人がいるならば、それが解かれる「ところ」を「めぐる」背中を押したい。

そしてそれを既存の環境から選んでしまうことによって悲劇が生まれるのであれば、強く優しく暖かく、多幸感に触れられる新しい環境を試行錯誤したい。そんなまだ見ぬ新しい環境を探すチャレンジをRIFU ROCK FEST.に、そしてこれが終わった後も続くようにサブタイトルを「Search for the NEW FRONTIER」としたい。